2015-01-01から1年間の記事一覧

無駄知識よ永遠なれ

今年も、もうすぐ終わろうとしている。私自身は、前厄ということもあって、自分の振る舞いはいつもの年よりも比較的慎重であったように思う。アウトプットよりもインプットが多かった年だった。 <剣道と私> 初夏まで続けてきた剣道の出稽古に、仕事の事情…

蹲る身体

書の題材として、今回は「蹲」と書いた。題材を決めるのには、書によく使われるものの中からとか、故事、熟語などがあるが、師からは「自分の好きな字を書けばいいよ」と言われているので、そういった考え方で選んでいる。 で、今回は、本を読んだ中でこの字…

カインの呪い

ある日2人は各々の収穫物をヤハウェに捧げる。カインは収穫物を、アベルは肥えた羊の初子を捧げたが、ヤハウェはアベルの供物に目を留めカインの供物は無視した。嫉妬にかられたカインはその後、野原にアベルを誘い殺害する。その後、ヤハウェにアベルの行方…

相手の立場に立つということ

仕事の関係で、大学生の会社見学を受け入れることになったらしい。「らしい」というのは、僕の仕事ではなくて、別の部がその仕事の担当になっているからだ。ただ、こちら側としては会社見学のプログラムを提案する必要があるらしく、案を作る段になって担当…

気に入らない本が出版されるということ

本心はどうか。それを販売すること、売上にすること、酒鬼薔薇聖斗の印税になってしまうことについて、どう気持ちを処理すればいいのか。酒鬼薔薇聖斗の手記『絶歌』が発売されることについて書店員として思うこと 僕はこの本を買わないし、今後も読むことは…

黙過と罪

神が、仮に存在するとするなら、決してこれほどの悲惨に人間を出会わせることはしない。現に人間が、このような悲惨に出会っているという事実は、最終的に神が存在しないことを意味する、神は、人間を見捨て、人間は、神に見捨てられた。神は、この悲惨を「…

実存主義 and 反知性主義

本当にたまたまなのかもしれない。本当にそうなのかもしれないけれど、たまたま、僕の周囲にいる人たち、特に60代の人に多いんだけど、反知性ぶりがすごい。それは普段の振る舞いとか、言葉の端々とかに結構はっきりと現れている。 よく言えば自己肯定感なん…

自分を罰してしまうこと

風邪でもないのに熱が出たり、体調がずっと悪かったり。そうしたことがあったときに、僕は原因はストレスだと思っていた。確かにストレスが起因しているかもしれないけれど、このまえふとしたことから、ストレスの外的要因じゃなくって、ストレスを引き起こ…

見えない刃 身体の痛み

人はそれぞれ「正義」があって、争い合うのは仕方ないのかも知れない だけど僕の「正義」がきっと彼を傷付けていたんだねDragon Night-SEKAI NO OWARI すみません。 引用は半分釣りですすみません。今日は、ディベートについて書こうと思う。 もうとっくの昔…

クールな男の話

会社の先輩 「俺さー、同僚の女性にここよりも条件いい話があったら是非そっちへ転職すべきだよって話したんだよ。そしたら微妙な感じになったんだよね。別に俺、そいつが好きとかじゃないし、その人じゃなくたって仕事回ってくから”正直に”そう言ったんだよ…